はじめに
コジマです。
JavaScriptでmapを使うときに、条件を満たすものだけの配列を作りたいときにcontinueできたらなーと思って
こんなコード書くとあれ?ってなります。
const arr = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] // 偶数だけの配列が欲しい const arr2 = arr.map(e => { if(e % 2 !== 0){ // 奇数は即return(continueぽくしたつもり) return } return e }) // [2, 4, 6, 8]になるといいな。。。 console.log(arr2)
実際の結果
Array [undefined, 2, undefined, 4, undefined, 6, undefined, 8, undefined]
余談ですが、
mapやforeachのようなcallback関数を渡すものはcontinueの代わりにreturnを使います。
mapはcallbackの戻り値で配列を再構築する関数です。
returnでなにも返さないとcontinueのようにスキップするのではなく、undefinedを返してしまいます。
そのため、undefinedを省くためのもうひと手間が要ります。
そのためにfilterを使います。
filter追加した版
const arr = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] // 偶数だけの配列が欲しい const arr2 = arr.map(e => { if(e % 2 !== 0){ // 奇数は即return(continueぽくしたつもり) return } return e }).filter(e => e) console.log(arr2)
実行結果
> Array [2, 4, 6, 8]
filter(e => e)を追加することで、各要素が真となるもののみでfilterします。
その結果、undefinedはfalseとなるため、undefinedを除く[2, 4, 6, 8]だけが取得できました。
簡単に済ませたい場合はこの方法でよいでしょう。
しかし、0などのJavaScriptがデフォルトでfalseとみなす値を使用する場合は注意しましょう。
undefinedはいらないが、0は欲しいという場合は上のサンプルは機能しません。
const arr = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] // 0 を追加した // 偶数だけの配列が欲しい const arr2 = arr.map(e => { if(e % 2 !== 0){ // 奇数は即return(continueぽくしたつもり) return } return e }).filter(e => e) console.log(arr2)
実行結果
> Array [2, 4, 6, 8]
これを解決する一例としてtypeofを使うパターンを紹介します。
const arr = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] // 0 を追加した // 偶数だけの配列が欲しい const arr2 = arr.map(e => { if(e % 2 !== 0){ // 奇数は即return(continueぽくしたつもり) return } return e }).filter(e => typeof e !== 'undefined') // 型がundefinedでないものだけ取る console.log(arr2)
実行結果
> Array [0, 2, 4, 6, 8]
さいごに
途中話したデフォルトでfalse~~みたいな話は以下の記事にも書いてます。
【JavaScript】0と1を真偽値として使う場合は型に注意する
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以上、コジマでした。