はじめに
コジマです。
Oracleでデータベースを作成するツールである
Database Configuration Assistant(DBCA)でデータベースの作成が終わらないときに
見直す内容をまとめました。
有識者から伺って学んだことをまとめているので
ある程度信憑性に足るものだと思っていますが、保証するものではありませんが、
参考にして頂ければと思います。
※実行OSはWindowsを想定しています。
sqlnet.oraでSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NONE)になっている
sqlnet.oraでSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NONE)となっていると
- ネットワーク層上のサービス、KerberosまたはRADIUSなどの、データベース外部のサービスに基づく認証。
- 管理オペレーティング・システム・グループ内のオペレーティング・システム・ユーザーのメンバーシップに基づく認証。グループ名はプラットフォーム固有です。この認証は、管理接続のみに適用可能です。
- データベースによって実行される認証。
- ディレクトリ・サーバー内に保管された資格証明に基づく認証。
のいずれも行われず、データベース作成途中に認証が必要な処理(フォルダのアクセス権の問題など)で認証できず
処理が止まってしまうことがあります。
必要な認証は「Microsoft Windowsオペレーティング・システム固有の認証」になります。
したがって、SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NTS) に修正します。
OSユーザは、Oracleの権限を持っているユーザであるか
Oracleの権限がないとできないのは当たり前です。
確認のために以下のコマンドを実行します。
whoami /groups
以下のグループがすべて含まれていることを確認します。
(マシン名)\ORA_DBA
(マシン名)\ORA_OraDB12Home1_SYSBACKUP
(マシン名)\ORA_OraDB12Home1_SYSDG
(マシン名)\ORA_OraDB12Home1_SYSKM
ウイルス対策ソフトが起動している
ウイルス対策ソフトが起動しているとデータベースのインストール処理を妨げることがあります。
ウイルス対策ソフトを起動していたら一旦終了しましょう。
さいごに
この後にデータベースの再作成を行うと思います。
DBCAからデータベースを削除するときに
%ORACLE_BASE%\oradata\(データベース名)
のフォルダがうまく消せないときがありますが、その時は手動で消しちゃって問題ないです。
そしたらまた作り直しましょう。
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以上、コジマでした。