はじめに
コジマです。
『A案とB案があります。A案が良いと思います。』
「でもA案だとこういうリスクがあるよね?」
『ではB案ならどうでしょう?』
「B案もちょっと…」「「うーん。。。」」
と言う経験はありませんか?
課題解決の方針を決めるというのはとても難しいです。
結局時間だけ過ぎて結局何も決まらないというのが往々にしてよくあります。
でもエンジニアたるもの、こういうときでもスパッと決断できる人になりたいですよね?
自分が実務経験を積んでいく中で、課題解決のための話し合いで
もっとこうすればよかったな、こうあってほしかったなと思ったことを
まとめてみました!
そこだけご理解いただければ幸いです。
1:議論の経緯、前提条件、目的をはっきりさせる
課題解決をするためには経緯、前提条件、目的をはっきりさせて共通認識の下で
議論をすることが大事になってきます。
それぞれの意味合いは以下の通り
- 経緯:課題解決が必要になった経緯や原因。これを基に前提条件と目的を決定する。
- 前提条件:課題解決するために守るべき条件。どれだけメリットが大きくても実現できないと判断する指標になる。
- 目的:課題解決する目的。メリット・デメリットの大きさを判断するための材料になる。
例えば、ハンバーグ作りたいけどひき肉がない!ってとき
- 経緯:ハンバーグ食べたくなって作ろうとしたけどひき肉がなかった
- 前提条件:コンロがないためフライパンを使えない
- 目的:ハンバーグ食べる
となります。変な例ですがw
そこがぶれていると、話がそれていったり、本来の目的にそぐわない提案が出たり
そもそも論が登場して振出しに戻ったりと収拾が付かなくなります。
基本的に皆発言するときは自分が正しいと思うことを言っています。
それぞれの主張の良し悪しを決めるための判断するための客観的な指標になります。
また、経緯、前提条件、目的を決定しておくことで話の軸がぶれるのを防ぎます。
2:メリットとデメリットを天秤にかける
何事にもデメリットは存在します。
デメリットだけを見て「これはダメだ」と考えていると何も決まりません。
メリットがデメリットよりも大きいかを一つの指標にすると取捨選択ができるようになります。
目的のために切り捨てなければいけないメリットや受け入れなければいけないデメリットもあります。
「目的」はメリット・デメリットの大きさを決定するための指標になります。
しかし、例外的にメリットがデメリットよりも大きくても切り捨てなければならない場合があります。
それが「前提条件」に反する場合です。
先ほどの例で言えば、「フライパンを買おう」とできればよいですが、
どれだけいいフライパンを買ったところでコンロがないので使えません。却下です。
3:否定をしたら代案を出す
否定するのは簡単です。
簡単な分否定するだけで結局何をすればいいのか分からず議題が滞りやすいです。
あれもダメ、これもダメとなると
「何ならいいの?」ってなってしまうので
「あれの代わりにこれがあるよ!」と代案を出せるようになるといいと思います。
(これが難しい。。。)
先ほどの例で言えば、フライパン買っても意味ないので
電子レンジで調理できる方法を探そうとか別の調理場を探そう。となっていきます。
4:決定権を持った人を決める
いわゆる議長ですね。
役割は
- 議論がぶれないようにすること
- 最終決定を行うこと
です。
皆で話し合って満場一致の結論を出せるのならそれに越したことはありません。
しかし、時間は有限です。
その人に責任が乗ってしまいますが、一人意思決定を行う中心の人物を置いて
強制力を持たせることが必要になる場合も出てきます。
皆であれも違う、これも違うとなったときにまとめる人が必要です。
さいごに
この話をまとめると
課題解決の話し合いを行う上で大事なことは以下の4点
- 過程、前提条件、目的を用意して藩士の軸がぶれないようにする
- メリットとデメリットを天秤にかける
- 否定するだけでなく、代案を出す
- 議長がいざという時に権力行使する
こういうノウハウも蓄積していってエンジニアとしてより高みを目指していく所存です。
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以上、コジマでした。