はじめに
コジマです。
Windows系のシステムの障害試験でハードディスクの容量を圧迫した状況を作りたい時に便利な
PowerShellのコマンドを紹介します。
コマンド紹介
fsutilコマンドを使用します。
ダミーファイルを作るためのコマンドです。
このように書けます。
実際の記入例は以下のよう。
このコマンドを実行することでc:\にtestfileという1048576バイト(=1MB)のファイルを作成します。
実はこれ、コマンドプロンプトでも使えるんですけど、
コマンドプロンプトだとどんなに大きいサイズでもバイト単位でしか指定できないんです。
つまりはMBやGBの指定ができないということです。
それがPowerShellだと単位の指定ができるんです!
PowerShellではこのように書くことができます。
単位をつけるときは()で囲むのがルールです。
Linuxでは…?
おまけです。Linuxで同様のことを行う場合はddコマンドを使います。
先ほど同様1MBのダミーファイルを作成する場合は
のように書きます。
ifオプションで入力に使うファイルを指定します。/dev/zeroを指定することでNULL文字で埋めたファイルを作成できます。
ofオプションで出力するファイル名を指定します。ここではtestfileとしました。
bsオプションで一回の書き込みの単位を指定します。M,Gのように指定すれば1024の累乗、MB,GBのようにすれば1000の累乗で計算します。
countオプションで書き込み回数を指定します。ここでは一回としています。
さいごに
fsutilコマンドと、流れでLinuxのddコマンドを紹介しました。
Windows系のシステムの負荷試験や障害試験に携わるならぜひ覚えておきたいコマンドです!
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以上、コジマでした。