はじめに
コジマです。
新入社員の方は入社おめでとうございます。
大手の企業やレガシーな中小なんかではよく使わる言葉だと思います。
「この端末シンクラだからリモデしてねー」なんて言います。
ただいかんせん、いきなりシンクラなんて言われたってピンと来ないし
教えてくれる人って殆どいないです。
そんなシンクラについて
- 会話についていけるレベルの理解
- ざっくりとした理解
に分けて説明していこうと思います。
すごく詳しい説明は殆どの人にとって必要ないし、自分もできる自信ないのでやりません。
会話についていけるレベルの理解
ズバリ「リモデのための端末」と思っておけば大体乗り切れます。
もうちょっと言えば「リモートデスクトップ以外に用途がない端末」ですね。
実作業でシンクラ用端末を触ってみると
リモートデスクトップと数限られた一部のコントロールパネルしか使えないと思います。
サーバにお仕事を全部やらせるので、クライアント側には最低限の機能しかついてないんですよね。
しかし、これは全然ちゃんとした説明ではないので、
もう少し掘り下げていきたいと思います。
ざっくりとした理解
「シンクラ」は「シンクライアント」の略で
シンはThin(薄い)の意味です。
全ての仕事をサーバにやらせることに由来しています。
機能が少ない→薄い となったのかと(多分)
すなわち、すべての仕事をサーバにやらせるクライアントのことを言います。
シンクライアント端末と言えば、
すべての仕事をサーバにやらせるクライアント端末と言うことになります。
クライアント側で行うような実作業(エクセルでの作業や、メールの作成、開発等)を
全てサーバにやらせてしまいます。
シンクラを使う環境はWindowsのことが多いです。
(LinuxやMacでもあるかもしれませんが、私は出会ったことがありません。)
シンクラ環境を提供する場合に、サーバに各個人が作業するためのOSを用意して、
そこにリモートデスクトップでアクセスする。
というやり方を行うことが多いため、前述した「リモデのための端末」と思っておけば
会話についていけるようになると言ったのはそのためです。
シンクラって何がいいの?
ここまでざっくり
- シンクラは「リモデのための端末」だと思っておけば大体の会話は乗り切れる
- シンクラは「実作業をサーバにやらせるもの」
だと分かって頂けたかと思います。
そうすると、「シンクラの何がいいの?」「なんでわざわざサーバにやらせるの?」
と思う人がいると思います。私は思いました。
なので、最後そこにも少し触れておこうと思います。
ここでは利用者目線で書きたいと思います。
管理者目線では以下の記事が参考になると思います。
https://www.eugrid.co.jp/column/detail08/
違う端末でも使える
データや作業環境はすべてサーバ上にあるため、自席のシンクラ用端末で作業していたものを
打ち合わせの時に会議室備え付けのシンクラ用端末から見せることができたりします。
ハードが壊れても大丈夫
先ほどと同じ利用で、仮に端末自体に障害が起きても
別のシンクラ端末を用意すれば良いですし、今まで入れていたソフトを改めて入れなおしたり
する必要はありません。そもそもリモデしかしないので壊れにくいです。
画面を残しておける
これは正直推奨はしないのですが…w
帰るときにシンクラ端末シャットダウンしてもサーバ上はセッション切るだけにしておけば
作業途中の画面にすぐ戻れます。
しかしながら、ファイルは開きっぱなしにしておくと障害起きることがあるので閉じたほうが良いです。
ブラウザやエクスプローラの画面なんかは残しておくと次の日作業がスムーズに始められます。
※会社や現場のルールでサインアウトする指示がある場合はもちろんそれに従ってくださいね!
さいごに
シンクラって現場によっては当たり前のように使うのに本当に誰もまともに説明してくれないんだよね。
って事で書きました。
それだけ知ってて当たり前な事なんだと思いますけどね。
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以上、コジマでした。