はじめに
コジマです。
Twitterのプロフィールに簡単に実務経験書いてみたんですけど、実はActionScriptという言語の経験もあります。
いわゆるFlashのアプリケーションを作るための言語で、15年くらい前は栄えていたらしいんですけど、Flash需要は消滅して2020年に開発したAdobeが完全に手放してしまうため、私は2020年に用なしエンジニアになってしまうところでした。
そんな私ですが、大学でテレビにも出演している植木理恵先生の授業があり、受けたことがあります。
その中で印象に残っているもののひとつである「やる気は期待と価値の乗算だ」という話をしてみようと思います。
「やる気は期待と価値の乗算だ」とはどういうことか
ここでいう、「やる気」「期待」「価値」はどういう風に定義されているか紹介します。
それぞれの用語の定義
- やる気:目標を達成するための実行力
- 期待:目標の達成見込みの高さ
- 価値:目標を達成したことで得られる価値
やる気の大きさは期待と価値に大きく依存し、期待が低くても価値が低くてもやる気は上がらない。
両方高いとやる気が上がる。
この関係が乗算に例えられることから以下のように定義していました。
やる気 = 期待 × 価値
で表すことが出来る。
例を見てみる
植木先生は合コンを例えに出していましたw
目標:女の子を落としたい
- やる気:女の子を落とすためにアプローチする
- 期待:アプローチして付き合えそう
- 価値:友達に自慢できるくらいかわいい
Case1:(期待高・価値高)付き合えそうだしかわいい
やる気は無論爆上がりですね。
かわいいし、両想いっぽいし、アプローチしないわけにはいかないです。
Case2:(期待低・価値高)付き合えなさそうだけどかわいい
かわいいから付き合いたい、でも脈なしが見え見え…
これ以上アプローチせんとこ…って一歩引いちゃいますね。
Case3:(期待高・価値低)付き合えそうなブス
こんなのちゃんちゃら失礼な話なんですけどねw
自分に気があるのが分かっていても自分に気がなければアプローチしようと思わないですね。
Case4:(期待低・価値低)脈なしブス
もっと失礼なんですけどねw
そんな植木先生のお話が強く印象に残っているのでこのくらいインパクトあるほうが
人に何かを教えるときはいいのかもしれませんね。。。
気がない上に相手にも好かれていない状態で口説こうなんて微塵も思わないですよね。
マイナス×マイナスはプラスじゃん!とか言わないでくださいw
これらは正の実数値を取ります(多分)
このようにやる気に起因する期待と価値はどちらかが欠けていてもダメなのです。
心理学的には両方が高くないといけません。
エンジニアにどう活かしていくか
こういう話をここでしたからにはエンジニアにこの考えをどう活かすか?という話もしなければいけないですね。
エンジニアは日々学習をしなければなりません。
資格を取ったり、自分でアプリを開発したり。
でも、モチベーションが上がらない。
そんなときありませんか?
私はめちゃめちゃあります。
資格を取りたいという目標に向かって資格を取るために勉強するというやる気が起きない場合
期待(資格を取れそうか)と価値(資格を取ることで給料が上がる等)どちらかあるいは両方が欠けています。
そんな時どうやってやる気を高めていくかという方法を2つほど提案したいと思います。
所々一概に言えない所も言い切ってしまいますが、「心理学的に」という点ご了承頂ければと思います。
1:目標を下げる
いきなり高いハードルは越えられないですよね。
一旦目標を下げます。目標を細分化して数をこなすことに考えをシフトしていきます。
開発でタスクを細分化する感覚に同じです。
目標を下げることで相対的に期待値が上がります。
期待が上がることでやる気が上がります。
2:価値をすりかえる
「資格なんて取っても給料上がらないしな」と思ってしまっていてはやる気が上がりません。
モノの価値は主観で決まるので、「給料が上がる」「評価が上がる」など第三者視点で価値を考えている人は
一度、自分にとって価値あるものだと認識をすりかえてしまうのも手だと思います。
「ただただドヤりたい」「受かったってツイートしたい」「受かるメソッドで一儲けしたい」
なんでもいいです。
自分は今勉強しているものに対しては本当は「給料を上げたい」が本音ですが、
「好きなものに対して知識を持っているという肩書きがほしい」
という自己満足に価値をすりかえています。
価値が上がることでやる気が上がります。
さいごに
植木先生のWikipedia貼っておきますね。ご参考までに。
https://ja.wikipedia.org/wiki/植木理恵
話をまとめると
- やる気 = 期待 × 価値
- 価値と期待のどちらかが欠けるとダメ
- やる気をあげるためには目標を下げるか価値をすりかえる
自分のたまたま持っている心理学の話をしてみました。
エンジニアとしてこの考えを活かすことができそうだったので書いてみました。
この記事を面白いまたは役に立ったと思ってくれた方は是非私のTwitter(@kojimanotech)を
フォローしてくれたらうれしいです!
以上、コジマでした。