はじめに
コジマです。
こんなニュースが話題になりました。
勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」
そしたらIPAがCOBOL捨ててPythonを試験範囲にするって発表がありましたね。
https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html
このタイミングでCOBOL廃止は草 https://t.co/C2JlRqsgDK
— コジマ@エンジニアブログをやってるよ (@kojimanotech) January 24, 2019
余談はさておき
Python使う人がほぼ触るグラフを作るライブラリといえばmatplotlibですよね。
あれってデフォルトだとグラフのタイトルなんかに日本語を入れると文字化けして□(通称:豆腐)になっちゃいます。
この記事では日本語対応するための手順をまとめておきます。
前提
私の環境は以下の通りになっています。各々読み替えてください。
- OSはmacです。
- /直下にanaconda3をインストールしています。
概要
matplotlibが文字化けする原因はデフォルトのフォント(sans-serif)が日本語に対応してないからなんですね。
なので、日本語に対応したフォントを適用してあげることになります。
日本語化手順
以下の手順を記載します。
フォントのインストール
ここでは、IPAexGothicというフォントを適用します。
以下のURLからipaexgXXXX.zip(XXXXはバージョン番号)をインストールしてください。
https://ipafont.ipa.go.jp/old/ipaexfont/download.html#jp
フォントファイルの格納
先ほどインストールファイルを展開し、ipaexg.ttfファイルを
/anaconda3/lib/python3.6/site-packages/matplotlib/mpl-data/fonts/ttf
配下に格納します。
設定ファイルの変更
/anaconda3/lib/python3.6/site-packages/matplotlib/mpl-data/matplotlibrc
を開きます。
[font.family]で検索し、font.familyで始まる行を探します。(多分196行目)
その行を「font.family : IPAexGothic」と書き換えます。
anacondaの再起動
もし、anacondaを起動している場合は再起動してください。
以上!
フォントが反映されない場合は
~/.matplotlib/内のキャッシュファイルを削除すれば改善されることがありあす。
さいごに
こんな感じで日本語化できたでしょうか?
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以上、コジマでした。