はじめに
コジマです。
フロント側の知識が過疎すぎるので、ドットインストールを再開しています。
その中でモーダルウインドウの作り方を学んだのですが、
自分の中で気づきがあったので、要点をさっくりまとめていこうかと思います。
レッスン自体はこちら。(要PREMIUM会員)
https://dotinstall.com/lessons/modal_js
前提
開発OSはMac。
ブラウザはGoogle Chromeとします。
HTML、CSS、JavaScriptの区別はこんな感じで覚えておけば大体間違い無いと思います。
- HTML:画面の部品を作る
- CSS:部品の見た目を変える
- JavaScript:部品に動きをつける
以上を踏まえてやっていきます。
要点
最初に要点を書いていきます。
HTML
HTMLは部品を作ります。
モーダルウインドウに必要な部品は4つ。
- モーダル画面を開くボタン
- グレーの透過マスク
- モーダル画面
- モーダル画面を閉じるボタン
CSS
CSSは見た目を変えていきます。
- cursor:pointer;でボタンの上にカーソルがある時指マークに変化
- rgbaを使用することで透過
- z-indexで部品の重なりの順番を指定できる
- transitionでアニメーションをつけられる
- transformで表示位置をずらす
JavaScript
JavaScriptは部品に動きをつけていきます。
- document.getElementByIdで動きをつけたいidを取得
- [取得したid].addEventListener(‘click’,function(){[処理]});でクリック時のイベントを発生させる
- [取得したid].classNameでクラス名を変えてCSSの適用範囲を変更することで動きを実現
それでは少しずつ作っていくことにしましょう。
作っていく
HTML
部品を作りたい時はdivを使うのが定石ですね。
そこに部品の名前はidで、モーダル画面の動きを実現するためにhiddenというclassを定義することにします。
ボタンはbuttonタグを使って実装することにしましょう。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>Modal Sample</title> <link rel="stylesheet" href="css/styles.css"> </head> <body> <!-- コメントに部品の詳細を記載 --> <!-- モーダル画面を開くボタン --> <div id="open" class="button"> <button>モーダルを開く</button> </div> <!-- グレーの透過マスク --> <div id="mask" class="hidden"></div> <!-- モーダル画面 --> <div id="modal" class="hidden"> これがモーダル画面です。 <!-- モーダル画面を閉じるボタン --> <div id="close" class="button"> <button>モーダルを閉じる</button> </div> </div> <script src="js/main.js"></script> </body> </html>
見た目はこんな感じになるかと思います。
CSSを当てていないので、マスクはまっさらで何もありません。
続いてCSSを作成していきます。
CSS
コメントをつけていきます。
要点以外にも見た目を整えたところはありますが、
要点に記載したところには[POINT]と書きました。
それぞれの部品にCSSを当て込みました。途中経過です。
@charset "utf-8"; /*ボタンの見た目を整える*/ .button { cursor: pointer; /*[POINT] 指マークのカーソル*/ width :200px; /*横幅200px*/ height: 50px; /*縦幅50px*/ font-size: 16px; /*文字を少し大きくする*/ text-align: center; /*テキスト中央寄せ(横)*/ line-height: 50px; /*heightに合わせ、テキストを中央寄せ(縦)*/ margin: 20px auto 0px; /*上に20px,左右中央寄せ,下に0pxの余白*/ border: 1px solid #000; /*黒1pxの実線で縁を作る*/ box-shadow: 3px 3px rgba(0,0,0,0.4);/*ちょっと影をつけて立体感を出す*/ border-radius: 5px; /*ちょっと角を丸くする*/ } /*ボタンのクリックイベント*/ /*ボタンを押してるっぽい動きをつける*/ .button:active{ transform: translateY(3px);/*影の分だけ下にずらす*/ box-shadow: 0px 0px;/*影をなくす*/ } /*マスクを作成する*/ #mask { background: rgba(0,0,0,0.4);/*[POINT]背景を40%の濃さで透過する*/ /*[POINT]画面全体を覆うようにする*/ /*[POINT]絶対位置で指定し、上下左右0距離から描画を始めることで画面全体に適用できる*/ position:fixed;/*絶対位置を指定*/ top: 0;/*上に0距離から描画を始める*/ bottom: 0;/*下に0距離から描画を始める*/ right: 0;/*右に0距離から描画を始める*/ left: 0;/*左に0距離から描画を始める*/ z-index: 1; } /*モーダル画面*/ #modal { background: #ff0;/*背景は白(わかりやすさのため今は白じゃない)*/ width: 300px; /*横幅を指定*/ position:absolute;/*絶対位置を指定(スクロールで動く)*/ top:40px;/*縦に40pxの位置から描画*/ right: 0px;/*右に0距離から描画を始める*/ left:0px;/*左に0距離から描画を始める*/ margin:0 auto; /*左右中央寄せ*/ padding: 20px;/*内側に余白*/ z-index: 2; }
見た目はこんな感じになります。
部品が出揃いました。
maskとmodalのhiddenクラスに最初は非表示にするように
CSS当て込んでいきましょう。
#mask.hidden{ display:none; /*非表示にする*/ } #modal.hidden{ transform: translate(0px,-500px);/*[POINT]マイナス方向に動かして画面外に飛ばしておく*/ }
画面表示をするとこんな感じ
JavaScript
もちろんこのままではいけないので、JavaScriptで
開くボタンをクリックしたらマスクとモーダル画面を表示して、
閉じるボタンをクリックしたらマスクとモーダル画面を非表示にするようにしていきましょう。
そしてCSSでアニメーションをつけましょう。
getElementByIdでIDを取得して、addEventListenerを使ってイベントを定義すればよかったですね。
(function(){ 'use strict'; //[POINT]idを取得する var open = document.getElementById('open'); var close = document.getElementById('close'); var mask = document.getElementById('mask'); var modal = document.getElementById('modal'); //[POINT]クリックイベントを定義 open.addEventListener('click',function(){ //openではマスクとモーダル画面が表示できるようにする //[POINT]クラス名を変えてCSSを当て込まないようにする mask.className = ''; modal.className = ''; }); close.addEventListener('click',function(){ //closeではマスクとモーダル画面を非表示にする //[POINT]クラス名を再定義し、CSSを当て込む mask.className = 'hidden'; modal.className = 'hidden'; }); //モーダル画面外をクリックしてもモーダル画面が閉じるようにする mask.addEventListener('click',function(){ //closeと同じなので、closeのクリックイベントを呼び出せば良い close.click(); //このように書くことができる }); })();
このようになります。
アニメーションをつけよう
最後にアニメーションをつけていきます。
黄色かった画面も白に戻すことにします。
/*モーダル画面*/ #modal { background: #fff;/*背景は白*/ width: 300px; /*横幅を指定*/ position:absolute;/*絶対位置を指定(スクロールで動く)*/ top:40px;/*縦に40pxの位置から描画*/ right: 0px;/*右に0距離から描画を始める*/ left:0px;/*左に0距離から描画を始める*/ margin:0 auto; /*左右中央寄せ*/ padding: 20px;/*内側に余白*/ border-radius: 5px; /*ちょっと角を丸くする*/ border: 1px solid black; /*黒1px実線で縁取り*/ z-index: 2; transition: 0.8s /*[POINT]0.8秒かけて移動させる(アニメーション)*/ }
アニメーションを追加して、見た目も少し整えました
こんな感じになります。
わかりやすいようにカーソルも出しました。
ボタンを押しても画面外を押しても閉じます。
アニメーションもつけました。これにて完成です。
最後に
繰り返しになりますが、要点は以下の通り。
HTML
HTMLは部品を作ります。
モーダルウインドウに必要な部品は4つ。
- モーダル画面を開くボタン
- グレーの透過マスク
- モーダル画面
- モーダル画面を閉じるボタン
CSS
CSSは見た目を変えていきます。
- cursor:pointer;でボタンの上にカーソルがある時指マークに変化
- rgbaを使用することで透過
- z-indexで部品の重なりの順番を指定できる
- transitionでアニメーションをつけられる
- transformで表示位置をずらす
JavaScript
JavaScriptは部品に動きをつけていきます。
- document.getElementByIdで動きをつけたいidを取得
- [取得したid].addEventListener(‘click’,function(){[処理]});でクリック時のイベントを発生させる
- [取得したid].classNameでクラス名を変えてCSSの適用範囲を変更することで動きを実現
本日作ったサンプルは
githubに公開しています。
https://github.com/kojimanotech/modal-sample
よかったら見てみてください!
HTML/CSS/JavaScriptどれも必要になるので、いい勉強材料なのではないかと思います!
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個人的には著作権表記についても触れているところが推せますね。
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以上、コジマでした。