コジマです。
仮想OS上でRails環境構築したんですけど、時刻ずれまくってさすがにぉこ(死語)だったので
時刻合わせすることにしました。
以下の記事も参考にしました。
いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.215
ntpq -pの見方
環境はCentOSの6.8です。
サービスのインストール
sudoつけるの忘れないであげてください。
rootユーザー使ってれば別にいらないですよ。
sudo yum install ntp sudo yum install ntpdate
僕の環境ではインストールされていますと出たので
標準で入っていたか無意識のうちにインストールしていたかのどちらかだと思いますw
環境設定
ntp.confというファイルを設定します。
書き込み権限は管理者にしかついていないので、これもsudoします。
sudo vi /etc/ntp.conf
ファイルの22行目くらいですかね。
server〜〜となっている4行をコメントアウトして自分が合わせたいNTPサーバーのアドレスを入力します。
IPアドレスでもドメイン名でも可能です。
私は日本標準時グループの公開NTPサーバー(ntp.nict.jp)を使用することにしました。
# Use public servers from the pool.ntp.org project. # Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html). #server 0.centos.pool.ntp.org iburst #server 1.centos.pool.ntp.org iburst #server 2.centos.pool.ntp.org iburst #server 3.centos.pool.ntp.org iburst server ntp.nict.jp iburst
iburstというオプションをつけると時刻同期する時に送るパケットの数を増やしてくれるとのこと。
サクッと時刻合わせしたいなら付けておいて損はないかと思います。
設定の反映
NTPサービスを再起動する必要があります。
sudo service ntpd restart
ちなみに、Ubuntu系だとサービス名はntpなので
service ntp restartとなります。
また、CentOS7.0以上、Debian8.0以上になると
systemctlコマンドを使用します。
CentOSの場合は
systemctl restart ntpd
Debian(Ubuntu)の場合は
systemctl restart ntp
となります。
systemctlを使うとstatusオプションでsyslogの一部も表示してくれるので
systemctl使える環境であればこちらを使用することをお勧めします。
設定の確認
ntpqコマンドを使用します。
-pというオプションをつけることで確認できます。
sudo ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 28 64 377 10.660 0.618 7.339
remote | 時刻同期先 |
refid | remoteの上位NTPサーバー |
st | NTPの階層 |
t | 型。(l=ローカル, u=ユニキャスト, m=マルチキャスト, b=ブロードキャスト) |
when | 時刻同期を実行してからの経過時間 |
poll | 時刻同期の間隔
64秒間隔を意味している |
reach | パケット到達数
全て到達すると377と表示 |
offset | NTPサーバーとの時刻のずれ(ミリ秒) |
jitter | 正確さ。値が小さいほど正確。 |
補足
手動で時刻同期実行したい
ntpdateコマンドを使用します。
一度ntpサービスを停止するか-uのオプションをつける必要があります。
# 一度停止する service ntpd stop ntpdate ntp.nict.jp service ntpd start # -u オプション ntpdate -u ntp.nict.jp
型ってなんぞ??
ローカル、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストという言葉が出て来ましたね。
これらはネットワークの通信の種類です。
ローカル | 自分自身と通信 |
ユニキャスト | 1:1での通信(通信相手が1人) |
マルチキャスト | 1:nの通信(通信相手が特定の複数人) |
ブロードキャスト | 1:nの通信 |
今回の場合は通信相手がntp.nict.jp1人だったわけなのでu(ユニキャスト)だったんですね。
ネットワークの知識ってどこでも必要になるから
こうして少しずつまとめていきたいですね。
以上、コジマでした。